2016年12月13日火曜日

経理を効率化するとは?

経理といえば、どういう仕事を思い浮かべますか?
直接の売上につながらない地味な仕事というイメージを持つ方が多いかと思いますが、実はビジネスに関する様々な情報を集計し、管理する重要な仕事です。経理(会計)業務を大きく分類すると、①現金の出し入れ、預金への入金・引出・振込等の資金業務、②会計データ作成、勘定科目の残高確認、財務諸表作成等の財務会計、③事業計画、予算編成、原価管理等の管理会計となります。

経営者にとって大切なことは、これらの業務を通して、事業の現状を正確に早く知ることです。
パソコンが普及する以前は、これらの業務はすべて手書きの書類で行われ、専門的な知識と経験と膨大な時間を必要とする特殊な職人仕事でした。だから、今でも苦手意識を持つ方が多いですし、よくわからないまま人にまかせてしまうことも多いです。ですが、現在はIT技術の飛躍的な進歩に伴い、簡単なルールさえ理解すれば、会計ソフトを使って、誰でも、時間をかけずに、本格的な経理業務を行うことが出来ます。
いつでも手許にあるパソコンから事業の現状を確認することができるようになります。

経理を効率化するというのは、よくわからないまま丸ごと経理業務を外部に委託することではありません。まずは現在の経理業務を見直し、無駄に時間がかかる作業をなくし、内部で効率的に業務を進めることができるルールをつくり、それでもどうしても時間・人員的に無理なら外部に委託することを検討する、というのが本当の経理の効率化です。
そして、たとえ一部を外部に委託したとしても、必ず経営者が最終的にその情報を確認することが大切です。

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